シャンチー(象棋)甲級リーグが22ラウンドまで行われました!

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シャンチー(象棋)甲級リーグが22ラウンドまで行われました!

現在、団体順位は四川チームが1位です。

 個人順位は王天一選手が37ポイントとトップで、その後に鄭惟桐選手が36ポイント、趙鑫鑫選手と洪智選手が33ポイントで続いています。

王天一選手の単独トップが続いていますが、鄭惟桐選手がわずか1ポイントの差で追いかけているので、個人順位はまだまだ変わる可能性があります!今後の試合がどのように進むのかとても楽しみです!(*’▽’)

団体順位

1、四川成都龍翔通訊 (四川)

2、杭州市環境集団 (杭州)

3、広東碧桂園 (広東)

4、内蒙古伊泰 (内蒙古)

5、河南楚河漢界天倫 (河南)

6、北京威凱 & 金環建設京冀 聯合チーム (京冀)

7、上海金外灘 (上海)

8、浙江民泰銀行 (浙江)

9、付臨門支付 (付臨門)

10、江蘇七彩曹山 (江蘇)

11、山東(山東)

12、深圳弈川象棋倶楽部 (深圳)

13、杭州市棋類協会 (杭州棋協)

14、浙江豊源泵業 (浙江豊源)

棋譜紹介

紅方:趙緯

黒方:陳富傑

結果:紅勝

1. 炮二平五 馬8進7 2. 馬二進三 車9平8

3. 車一平二 卒7進1 4. 車二進六 卒3進1

5. 馬八進七 馬2進3 6. 車九進一 馬3進4

第6回合までで、「中炮直横車対屏風馬両頭蛇」の有名な開局になりました。この開局の特徴はお互いに激しい攻撃になることです。ここ最近プロの中で流行している開局でもあります。黒の「馬3進4」のほか、「士4進5」、「象3進5」、「炮2進1」など多くの変化があり、とても複雑な開局です。

7. 車九平六 馬4進6 8. 車六進三 炮2進1

第8回合で黒は直接「馬6進7」と指すこともできます。その後、炮五進四後馬進5車二平五炮8平5炮八平三と進むと、コマ大交換後、局面が落ち着き、均勢です。 実戦の黒の「炮2進1」と指す手は、引き分けでは満足できない(勝ちたい)ため、局面を複雑にさせようと言った指し方です。

9. 車六進二 炮2退2 10. 兵五進一 炮2平5

11. 馬三進五 車1進2 12. 兵七進一 車1平4

13. 車六進一 炮8平4 14. 車二平四 馬6進5

第14回合で紅がもし「車二進三」と指すと馬7退8兵七進一馬8進7兵七進一炮4平5、と進み黒が必ず中卒を取ることが出来ます。このように進むとお互い車がないため、引き分けの可能性が高まります。

15. 相七進五 馬7進8 16. 兵七進一 馬8進7

17. 兵七進一 馬7退5 18. 車四退一 車8進8

19. 仕六進五 炮4平7 20. 帥五平六 炮5平4

第19回合の黒の「炮4平7」の後、「車8平6」の強い手があるため、紅は帥を出る必要があります。

21. 車四退一 炮7平5 22. 兵七進一 車8退5

23. 兵七進一 炮4進1 24. 車四進四(図1) 卒5進1

(図1)

第24回合の黒の「卒5進1」が敗着のようです。その後、紅の底炮の攻撃がとても強いです。ここでは黒は「士4進5」と指す手もあったかもしれません。次に紅もし①炮八進七なら、炮4退2、②兵七進一なら、炮4平2、と進むと紅には特に攻撃の手段がありません。

25. 炮八進七 車8平2 26. 炮八平六 馬5退3

27. 馬五進七 卒5進1 28. 帥六平五 士6進5

第28回合の黒の「士6進5」が最後の敗着です。ここでは「炮4進6」と指すと、後で卒5平4、炮4平3などの手段で対攻することが出来たかもしれません。

29. 炮六平三 卒5平4 30. 兵七平六 士5進6

31. 炮三平七 馬3進5 32. 兵六平五

第31回合の黒の「馬3進5」は仕方のない手です。ここでもし「卒4平3」と指すと、紅は「車四平三」、次に「車三進一」で絶殺です。そのため、「馬3進5」と指し次に「馬5進6」の殺を狙います。

しかし、第32回合の「兵六平五」がとても素晴らしい妙手でした。

黒が次にもし「士6退5」と指すと「馬5進6」の殺がなくなります。紅は次に「馬七進八」で車得です。

ここで黒が投了しました。

この1局は両選手とも勝つ意識を持った、とても激しい試合を指しました。

このような試合は見ていてとても勉強になります(*´▽`*)

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