(写真) 左は井上奈智選手、右は松野陽一郎選手です
今回はシャンチー(象棋)仲間の松野陽一郎選手に記事を提供して頂きました。
松野選手の紹介
【松野選手のシャンチー経歴】
2007年 シャンチーを所司和晴先生に教わり始める
2007年11月 第12回快速トーナメント B級優勝
2008年5月 第35回全日本選手権大会 B級優勝
2008年10月 第1回ワールドマインドスポーツゲームズ(北京)にて、国際大会での一勝をはじめて挙げる
2011年11月 第12回世界選手権(ジャカルタ)にて、国際大会で中国系選手からの一勝をはじめて挙げる
2015年8月 第14回世界選手権(ミュンヘン)にて、NC/NV部門第6位に入賞
【記事について】
ここでの記事は、松野選手が以前日記として書かれた記事です。記事をそのまま眠らせておくのはもったいない!と言うことで、こちらのブログに記事として提供して頂くことになりました。
本当にありがとうございます!
「いままでで一番派手な決め手」
タイトル「いままでで一番派手な決め手」
このところめずらしく忙しくしていまして、ちっとも日記が更新できませんでした。今日は朝方にやっと時間がとれましたので、とりあえず、先々週の研修会で指した、「今までのところ一番派手な決め手」をご紹介します。
下図は私が紅方で、黒が馬5進3としたところです。紅方コマ損の上、紅八路車が攻められて紅方ピンチ、という感じですが、実は、(今動いてくれた)5路馬がいなくなれば決め手がある、ということを、しばらく前から狙っていました。

図から
車一進五!
車のタダ捨てですが、車6平9と取れば馬六進四、将5平6、炮五平四で詰み。
しかし車を取らずにほかの手で受けても、やはり馬六進四から詰みます。
最後は五路炮によるジャン(王手)です。
観戦されていた山崎国際大師に、「この手はすばらしいね」と褒めていただきました。大変うれしかったです。 しかし、この対局自体は、ずっと黒方よしだったと思います。実際、この局面の直前の黒馬5進3のところで、車2進4、炮五退一、車2平4、車八進一、車4退1、で黒方優勢、とこれも山崎国際大師に局後教えていただきました。
というわけで、反省もたくさんなのですが、忘れ難い局面とはなりました。
コメント
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