厦門の授業では一番はじめに、シャンチー(象棋)の礼儀についての説明がありました。
厦門に滞在中にあった子供の試合でもみんなしっかりとこの礼儀通りに挨拶をし、ちゃんとした姿勢で対局をしていました。私は今までにこのようなシャンチーの礼儀についての説明を教えて頂いたことがなかったので、今回勉強することが出来てとても良かったと思います。
シャンチーの礼儀
はじめの授業では「シャンチー(象棋)の礼儀」についてのお話しがありました。
とても大切な内容だと思うのでまとめてみました。
【シャンチーの礼儀】
1、盤はまっすぐに並べる(盤が曲がって置かれているのは良くない)
2、盤がまっすぐ置かれている場合は、自分の座っている位置を調整する
自分の椅子の位置に合わせて盤を移動させると相手の位置の中心からずれてしまうことがあるので、自分が動く方が良い
3、座る位置:自分の顔の中心が盤の中心にくるように座る
4、姿勢:背筋を伸ばして足の膝はちゃんと90度に曲げて座る、背もたれがあっても背中を付けずに背中はまっすぐのばす
5、盤にコマを並べる時は相手のコマを持ち相手の盤に置く、相手がそのまま自分のコマを並べ始めたら、先に相手のコマを並べ、それが終わったら自分のコマを並べる
こちらが相手のコマを並べはじめたときに相手もこちらのコマを持って置いた場合、それぞれ自分のコマを並べる
6、対局の前には頭を下げる(お辞儀する)。姿勢を低くすることで相手を尊重していることを表す
7、対局を始める時は握手をし「よろしくお願いします」と挨拶をする
8、対局後には勝ち負けに関係なく握手をし「ありがとうございます」と言う。
この時も頭を下げてお辞儀をする。もし負けても「ここで間違えた」と言うようなことは言わない。
9、対局が終わった後、まだ盤を使う場合コマを並べる。もう使わない場合はコマをしまう。
10、はじめて指す相手には、自主的に紅を選び、コマを並べる際は黒のコマを持ち相手の盤に並べる。(これは相手が自分よりもレベルが高いことを表す意味がこもっています。 )
以上
当たり前のことが書いてあるようですが、やはりきちんと習うのとそうでないのは全く異なります。今回しっかりと教えて頂けて本当に良かったと思います。
厦門の芸術感
上で礼儀について書いていますが、後半部分では厦門の芸術感覚について少し触れてみたいなと思います。
厦門では道を歩いているだけで多くの芸術に触れることが出来ます。道路に植えられた植物もきれいですし、普通だったらただの置物であるはずのものまでキャンバスになっています。
どちらもしっかりと描かれています。上海では何も絵などは描かれていないものが多いです。

これもとても大きく描かれています!(また、とても鮮やかです!)
そして道にも現代アートが置かれています。

新聞で折って作ったようなイメージをモチーフとしているようです。
棋院の入っている建物の一階もアート作品が沢山飾られています。
どちらもなかなか不思議な世界観です。
馬は本来もう少し痩せていますが、中国では昔から馬を描く時には太った馬がよく描かれています。(昔、馬を太っているように表現したのには、「私たちの国は馬もこんなに太れるほど豊かなんだよ」と言う意味がこもっていたそうです)
そして壁に掛けられた絵もなかなかシュールです。
このように色々なところに芸術作品があります。そしてわりかしどれも現代的なアート作品です。
私は芸術鑑賞が好きなので退屈しない場所だなと感じました。そう言った意味でも厦門滞在はとても楽しかったです!!
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