シャンチー(象棋)のネット対局について考えてみました(´・ω・`)

その他

ネット対局について、少し考えることがあったので、記事にしてみました。

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最近考えたこと

最近のネット対局会から、色々と考えたことがありました。

色々考えた上で、ネット対局における「遅刻の規定」、「ネット環境の不具合の際の規定」、「操作ミスについての規定」は試合要項で明確に書かなければいけないな~と思いました。 これは当たり前なことなのですが、案外これまでの大会で抜けていた点もあり、それが運営の際にトラブルを招くことがありました。色々なタイプの運営で大会を数回行いましたが、規定が前もってあるのとないのでは全然違うな~と思いました。

実際の大会で…上記の件でもめると、わりと大きな心理的な負担になります。なので、何かが起きた時に出来るだけスムーズに解決でき、気持ち的な負担がなく進めることが出来るように決まり的なものはやはり必要だな…と思いました;


○遅刻の規定

遅刻の規定はネット対局の場合1秒で負けは無理だと思います。 現実的に考えると、試合開始から5-10分以内に席にいない場合負けとする…と言うような感じになると思います。

例えば友好大会の場合、前もってお互いのチームや主催者と連絡がとれており、双方合意の場合、それ以上の遅刻も認める(が、次の対局に影響があると審判員長が判断した場合は認めない)等の決まりがあってもいいかもしれません…。これはこれでややこしいので、実際は友好大会だからこそ相手のために遅刻しない!と言う考えでやる方がポジティブな気がします…;

ただ、この辺の決まりは、大会の性質によって変わるのかなと思います。 友好大会なら緩めに、勝負重視(ないしは賞金)ありの場合は厳しく設定されるものなのかな…と思います。

どのような大会であっても、この規定はやはり明確にすべきだなと感じました。


○ネット環境不具合によるトラブルの規定

ネット環境に関しては例えばこんなの↓かな…?などと考えていました;;

パターン1 :

ネット切断により負けた場合も結果有効

パターン2 :

試合開始後から一定時間内は指し直し可

この場合は次のラウンドに影響が出ないことが条件でしょうか…?

例えば開始15分以内(10回合以内)は指し直し可等

(指し直しの条件として切断された側の一手目はさっきと変える等を付けるのもありです)

でもこれはこれでAさんが指し直しになった後にBさんも接続切れなどが起こる…などがあると面倒です…(やはり、接続切れは負け…とかの方が分かりやすいかもしれませんね…)

どうあれ、ここも明記されている方がスッキリします。


○操作ミスの規定  

これに関しては

「操作ミスが結果に与える影響はいかなる場合も有効」

で良いかな…と思います。

操作の様子は自分にしか見えないので、証明が難しいです。

そしてどうあれ自分のミスなので…、ミスで負けてしまっても結果が有効と言うのは自然なことです。

また操作ミスは本当に頻繁に起こるので、それに全て対応するのは難しいかな…と思います。

ただこれを明記しておくことは重要だと思います。それにより負担になる議論を避けられますし、操作ミスをしてしまった選手も諦めがつくかな…と思います。 また、前もってそう書かれていれば操作ミスをしないように気を付けるかな…とも思います。


以上が、私が最近考えたことです。

ネット大会は簡単に開催できるように見えて、実は陰では色々なことが起こっています。少しでも運営側が負担の少ない開催が出来るように要項を少しずつ細かく作成して保管しておくことも重要だな~と思いました…。(書いていることはどれも当たり前なことですが…)

最近のお話し

最近は色々なネット対局が行われていますが、その際にあったことを少しお話ししたいと思います。何と言いますか…難しい問題だなと思いながら数日考えていました。


○指し直し対局

(指し直し対局があったのですが、そこまでがわりと大変でした…)

交流大会の対局で、試合開始後すぐ数回合で接続が切れてしまい、その間に持ち時間が切れて負けてしまった対局がありました。(1手5分以内に指すルールなので5分でアウトでした)試合開始すぐのことですし、棋譜としても残らないレベルでの初期段階でした。

交流大会ですし、私が向こうの立場だったら即指し直しを自分から相手に提案します。(棋譜を見ればそれが自然な判断になる局面でした) 私もこのような事態にそなえて、向こうの選手の対局への姿勢に関して広い心で対応してきました。(対局に遅れる等も全て「分かりました、来るまで待ってはじめましょう」であったり、向こうが不満としている操作ミスの対局等は指し直しに応じるスタンスでやってきました…)

ですが、指し直しの提案は一瞬で却下。

「ネット環境等は自己責任」で終わりました。

向こうの言い分は正しいです。

でも本来国際大会は1秒の遅刻も認めないものです。そこは良いのか…と思ってしまう自分がいました。

結局時間に間に合いましたが選手の到着が50分遅れると言われた台もありましたが、私はそれも調整するように動いていました。また操作ミスでの向こうからの指し直し依頼もそれまでにあり、このケースよりも指し直しの要望を通すのが難しい感じの局面でしたが、私は必要があれば指し直しに応じるスタンスでこちらの選手にもお願いしていました…(←これは試合もずっと進んだあとの局面でしたが、私は向こうが不満で終わるのは良くないと思ったのと、交流大会なのでどんな判断も受け入れることにしました。これは結果向こうの審判員長が「ここまで進んだものは指し直し出来ない」と判断しました)。

○がっかりしてしまった…

言っていることは正しいのですが…

上記のようなことやその他色々な面で、わりと譲歩してきたことが多くあったりと、どうも納得できない気持ちが勝っていました。

また「賞金なし」の交流大会なことと、この大会の目的は「交流」で、楽しく行うことを柱としている大会です。その目的の上で、出来る限り相手チームの方が楽しくやって頂けるようにする中で、日本選手が我慢していたことも多少はあると思います。そう言うことを考えていたら少し残念な気持ちになりました…。

指し直し交渉の中の会話で「結果は重要ではないから、気にしないで、楽しめば良いよ!」と言われましたが…何だかそれは書いていることと、それが導く結果が違うのでは…?となりました。

○結果を受け入れることに…

交流大会なのでどこまでこちらの意見を通すか悩みに悩み、「自己責任」と言う相手の意見を受け入れました。(そこまでに色々話をしたのですが…認めないと一度決めた人の意見を覆すのは難しいです。相手も正論を言っているので…)

…また受け入れた背景には審判員長不在により、その時私が審判員長代理をしていたこともあり、中立な立場としてそれ以上の発言を控えたこともあります。

とにかくとてもモヤモヤしていました。

相手の言い分も分かりますが・・・

選手の気持ちやこれまでの試合で起きた色々なことを考えると… やはりスッキリしませんでした…。(私がそうなら選手本人はもっとモヤモヤしていただろうなと思います…)

○助け舟

そんな時に相手チームの他の方がその棋譜を見て、運営者のグループチャットに「千鶴さん、この対局は今日の試合終了後に指しなおしましょう?いいよね?」と言った感じでコメントをしました。

相手チームの助け舟到来です。

(嬉しい!)

そこでこれまでの話し合いの経緯をグループチャットで共有…

すると向こうの方が、「これは交流大会でしょう。この内容は指し直すべきだと私は考えます。どうでしょう!」とコメント…

そして色々話がすすむ…

すると今度は私の電話が鳴る…

出てみると 「さっきはこちらの選手とも連絡がついていなかったから…、指し直しでいいと選手が言っているので、明日指し直しでどうかな?」と…

やったー

と言うことで1時間ぐらいだいぶモヤモヤしましたが…、再対局が叶いました。

(なかなか大変でしたが…このモヤモヤの原因は大会開始前に決めておくべきだったものが決まっていなかったことで、それらが蓄積されて生まれたものだろうな…と思います。)

交流と言う視点でフォローをして頂いたみなさんに、感謝の気持ちでいっぱいです…!!

ありがとうございます!!


実は大会の裏では色々な意見がやり取りされています。

本当にこれは一部の出来事で、小さな問題が起こる度に誰かしらが嫌な思いをしています。そして些細な言葉の一つが誤解を招くことがあったりします。私はわりと一つひとつの言葉を深く考えるタイプなので、最近の色々な交流から考えることや感じることも多くありました。

今後、少しでも運営にかかわる人の心理的、物理的な負担を軽くするためのものとして「大会規約」などの決まり事は、多少細かくなってしまっても、様々なケースを想定して作成する方がいいかな~と思いました。

おわり

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