第3回楚河漢界シャンチー(象棋)人工知能大会が中国河南省で開催されました。
優勝は「象棋旋風」でした!
この人工知能大会の第1回目は「象棋名手」が優勝しました。そして、第2回目で「象棋旋風」が優勝し、今回も引き続き「象棋旋風」の優勝となりました。
おそらく日本の私のシャンチー(象棋)仲間の多くは「象棋旋風」か「象棋名手」を利用しているのではないかな?と思います。私は無料版の「象棋旋風」と「象棋名手」のどちらも使いますが、この結果を見て有料版にも少し興味が湧きました・・・(私のレベルには無料版で十分なので今のところ買う予定はありませんが…笑)。
はじめに
この大会はシャンチーの分析ソフト(人工知能)のレベルを競う大会として、2年に1度開催される大会です。
以前に河南省に訪問した際にちょうどこの大会が開催されていたので、少し会場をのぞかせて頂きました。その時は様々な地域からシャンチー関連の偉い方が多く訪問されるタイミングで開催されていたこともあり、「優勝したソフトは是非うちの棋院でも導入したい」などと言った会話も多く耳にしました。
私自身は、その時はそんなにこの大会の結果を意識してはいませんでしたが、その時も「あなたはなんのソフトを使っているの?」などと会場では分析ソフトの話題で話が盛り上がった記憶があります(^^)
プロの方とソフトの話しをしている時に、私が「私のレベルだと、ソフトを使って分析していてもソフトの推奨する手の意味が分からなかったりします…」と言ったことをお話ししたことがあります。その時、プロの方には「そう言うことは僕にもあるよ!やっぱり彼ら(ソフト)の計算力は人とは違うし、思考の方向性も人とは異なることが多くあるからね」と言われました。その時に、「例えばあなたが紅で紅の次の手を調べてみたとします。そして、ソフトの出した手の意味が分からなかった場合、その次は黒の番だけれども、その局面の手番を紅に変えて、紅が何をするのか分析してみると良いですよ!そうすると1手前の理解できなかった手が理解出来たりします。また2手連続で指しても分からない場合は3手連続で指します。ソフトにはそういった使い方もあるのですよ」と言われました。(なるほど~と思いました。)
ちなみにそれを聞いてから、私はこの方法を良く使います!とても便利です(^▽^)
○試合会場の様子
ソフトを動かす人ととコマを動かす人がいます。そして試合はライブ中継されているようです(^^)
試合概要
○開催期間
2019年8月28日
○試合方法
トーナメント形式、(世界シャンチールールを採用)
○持ち時間
10分+2秒
引き分けだった場合、3分+2秒でどちらかが勝つまで試合を行う。
○賞金
優勝12000元、準優勝8000元、3位5000元、4位3000元
その他参加したソフトに1000元
○試合の様子
河南省でシャンチーと言えば…、党斐さん!!(写真でパソコンをいじっている人)
もちろん会場には党斐さんもいらっしゃっています(*‘∀‘)
入賞順位
参加したソフト(入賞順に並べました)
1位 象棋旋風
2位 象棋名手
3位 GGZero
4位 国聖象棋
5位 南奥象棋
6位 HaQiKid
7位 UFX
8位 佳佳
以上
○関連ページ
○おわりに
この記事を私はサラサラサラ~と書いていますが、結果に興味のある人は多いのでは?と思います(とくに私のシャンチー仲間の皆さん)。私も、今後もしも有料版でソフトを購入する際などには参考にしたい結果だなと思います(*‘∀‘)
おわり
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