今日は私の実戦から残局の局面を紹介します。
必勝形なので勝てて当たり前じゃん!と言えばそうなのですが、シャンチーはわりと優勢から勝つまでが長いものだと思います。そしてこの対局も優勢なのですが、最後の方はあわあわして「勝ち方が分からない…」とだいぶ大変な心理状況でした;;
今回紹介する局面ですが…
突っ込みどころは多いのですが、笑わずに見てあげましょう…(笑)
はじめに
○残局が苦手な人は実は沢山いると思います・・
日本人は残局が苦手だとよく言われますが… 私もその一人です。
と言っても残局を勉強していないわけではありません。 むしろどちらかと言うと残局の勉強をしているのですが…
全然実戦に使えていません;
単純に対局数が少ないために経験値の不足もあると思いますが…、残局の時には時間が少なく、あまりちゃんと考えられていないことがあるのかな~と思います。
今回は自分の残局の勉強のために局面を保管しておくための記事です(←棋譜銀行…笑)
見ていると私の残念さが良く分かります…;;
でもそれが今の私の実力で、実戦の中で持ち時間も少ない中で一つの方法を導けたことが嬉しかったので、記事にしてみました(*’▽’)
○最近のお話し
今日(昨日)から可児さんと楊さんと私でちょっとした残局勉強会を開催し始めました!(とてもホットなお話し…)
勉強会はお題を前もって決定し(お題イメージ:炮双兵単缺相対双卒士象全みたいな感じです)、それぞれがその残局を研究して、実戦で試してみると言うシンプルなスタイルです(^^)今は試験的にやってみているのですが、1回目はとても面白かったです。実戦ではなかなか見ない必勝残局の攻撃側…(ハッピーだ~!笑)
と言うことで1回目はお題選びもわりと成功でした(必勝なのに負けて悲しくならない=やる気が継続!笑)。
2回目も楽しみです!! (*´▽`*)
局面
実戦ではこのような局面(図1)になりました!
(この局面↓は黒からです)
必勝形なのですが、時間的やら色々とアワアワしており上手く指せずに何度「あれ?」と言ったことか… ;;ただ対局中の「あれ?」と言うところで気付きもあり、とても勉強になりました。そう言った意味で…残局が残念な私もこの一局から得るものが多くありました!
実戦を見て行きます↓
76. 象5退7
炮が4路からジャンをするのが良いかな~と思い象を中路からどけました…
77. 士四退五 炮6平4
そしてそのように進みここまでは順調でしたが…
78. 車四平六 車5平3(図2)
ここが一回目の「あれ?」です
79. 帥六退一 車3進4 80. 帥六進一 車3退4
本当はジャンして士をとろうとおもっていましたが…
もしもそのように指すと(80. 帥六進一 車3退1 81. 帥六退一 車3平5 82. 車六進二 )引き分けです…;
と言うことで「あれ??」となりまして…
分からなくなり車3退4としました
(後から見ると、ここで炮4退2とすると実戦の後半と同じように士がとれました)
81. 帥六退一 炮4退2
82. 帥六平五 車3退3(図3)
私はここで炮4退2として将で根を付ければいいんだ!と気が付いたのですが…
手順が違い帥六平五と入られてしまいました…(チーン)
ここで二度目の「あれ?」です・・・
(先に帥を二階に上げておかないといけなかったのですね…;)
83. 車六進一 炮4進2 84. 車六退一 炮4平5
時間もあまりなく、どういうかたちにすれば良いのか悩みながら進んで行きましたが、ここで先ほどと似たかたちになりました!(らっきー)
85. 帥五平六(図4) 車3進7
86. 帥六進一 炮5平4
先ほどの反省…
今度こそ帥を中路へ入れないと言うことで、
先にジャンをし帥を二階へ…
87. 車六進一 炮4退2 88. 車六退一 車3退1
それから炮に将で根をつける(これも前半で理解…)
89. 帥六退一 車3平5(図5)
(ここで紅の車が黒の炮をとると将で車をとりかえし殺になります)
やっと…
・・・やっと…
仕をとった~~!!
この瞬間の達成感は感動的でした…(三度目の正直です!)
この対局が終わった後、変な汗をかきまして…(;´・ω・)
二度目のシャワーです。
残局は確かに苦手ですが、実戦で指しながら考えたものは力になって蓄積されるな…と思いました!
そして対局中はやはり平常心ではないな!と思います…(笑)
・・・そう言った意味で経験値が必要なのかもしれません;;
今回の局面は…
確かに必勝形ですが…引き分けでいいよ…もう!と数回思った私がいました…
○結論
必勝形を勝つのも大変なのがシャンチーです(←え・・)
おわり
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