シャンチー(象棋)トークリレー3人目「趙鑫鑫さん」インタビュー

トークリレー

今回で3回目の記事になるシャンチー(象棋)トークリレーですが、3番目にバトンを受け取って下さったのは趙鑫鑫選手です。今回もまた有名な選手にバトンが渡りました。

趙鑫鑫選手、バトンを受け取って頂き、ありがとうございます!

【トークリレー歴代走者】

鄭一泓さん→汪洋さん→趙鑫鑫さん(今回)

はじめに

趙鑫鑫選手はシャンチー特級大師のタイトルを持つ中国のトッププレーヤーです。

中国個人選手権、世界選手権、アジア選手権、全ての大会で優勝した経験のある、シャンチー界の大御所選手です。

私も趙鑫鑫選手と国際試合やイベント等に参加した時に何度か会ったことがありますが、その都度とても親切にして頂いております。(趙選手には以前、中国語や書道を褒めて頂いたことがあり、その時はとても嬉しかったです。)

また、私の中で一番印象に残っている姿は、アジア選手権での試合時の様子です。試合中は集中していますが、それでもいつも余裕がある方なのだなと感じた記憶があります。

その時は試合中に趙選手がトイレに立ち、移動の時に目が合いました。元々知り合いだったこともあり、ニコっと笑い私が声を出さずに「頑張ってね!」と口を動かしたところ、私の試合の盤面を見て、うんうんと頷き「そっちもね!」とアイコンタクトでの応援をくれました。私とは違い向こうは優勝を争う重要な試合をしているのにもかかわらずこの余裕です。本当にすごいな!と思いました。

中国のシャンチーのトッププレーヤーの方々はみんな気さくで、親切な方がとても多いなと思います。趙選手もそんな選手の一人です。

そして、今回のインタビューも試合が重なっており忙しい時期でしたが、快く受けて頂きました。本当に有難いことです(*´▽`*)

それではインタビューをお楽しみください。

(左が趙鑫鑫さんです)

シャンチーとの出会い

Q、シャンチーの勉強を本格的にはじめた時期とプロを目指したきっかけを教えて下さい。  

A、私は6歳の頃にシャンチー(象棋)の勉強を始めました。「興味を持つこと」はもっとも良い先生です※1。 シャンチーは中国ではとても普及されています。そのため小さい頃から見慣れており普通に指していました。そのようにシャンチーに触れているうちに自然と興味を持ちました 。 

※1 アルベルト・アインシュタイン博士が言った言葉の引用です。(「興味を持って学ぶことが一番の先生」=「興味を持つことが勉強に良い」) 

Q、シャンチーのプロとしての人生に影響を与えた出会いがあれば教えて下さい。

A、父です。父は私のシャンチーの活動を全力で応援してくれました 。

汪洋選手の時も家族の支えが選手として頑張るためのエネルギーになったと言う気持ちを伺いましたが、やはり選手にとって家族の支えと言うのはとても大きなモチベーションになるのだなと思いました。ちなみに「お父さんもシャンチーが強いのですか?」と聞いてみたところ「父はシャンチーの愛好者ですよ」と言われました。確かに日本でもお父さんやおじいちゃんが囲碁をやるから見ていて興味を持ったと言うお話しを聞いたことがあります。そんな風に家族の影響で自然とシャンチーに触れていれば、シャンチーが生活の一部になるのかもしれないな…と感じました。 

シャンチーの勉強について

Q、シャンチーの勉強方法を教えて下さい。またプロになってからの勉強はどのようなものですか。  

A、レベルを上げる時の一番良い方法はあなたよりも少しレベルの高い人を見つけ、定期的に対局することです。そして指した後にはしっかりと対局の総括をします。しかし、そんなに都合のよい対局相手はいつでも見つけることが出来るものではありません。 

そのため、ちょうどよい対局相手がいないときは、棋譜を読むことが良いでしょう。トップ棋士の棋譜から学ぶのです。  

プロの勉強方法はそれぞれ異なります。その理由は自分よりも強い対局相手を探すことが難しいためです。このためほとんどの時間は自分で見つけた研究課題を深く探求することにあてています。例えば「〇〇の布局」と言うように研究課題を決めます。

Q、これから本格的にシャンチーを始める外国人への勉強方法についてのアドバイスを下さい。(外国人である私たちは小さい頃からシャンチーに触れてきた経験はありません。そんな日本人がゼロからシャンチーを始める場合、どのような勉強から始めれば良いのでしょうか。)  

A、シャンチーの勉強はやはり子供のころからしなければいけません。大人になってから勉強をすることには吸収できるものに限りがあります。そのため大人になってから勉強を始めて、トップ棋士になるのは難しいです。しかし、強い選手になることは難しくありません。  

勉強方法はやはり自分のレベルに合った対局相手を探し対局することです。今はインターネットでも対局することが出来ますし、そのような機会は提供されています。また、分析ソフトも補助的に使うと良いでしょう。ソフトの助けは大きいです。 そして普段はトップ棋士の棋譜を読むのも良いでしょう。

ちなみに趙鑫鑫さんにおすすめのシャンチーの分析ソフトは何か聞いてみたところ、「象棋名手」とのことです。(「象棋名手」には無料版と有料版があります。)

シャンチーの思い出

Q、シャンチーのプロとしての人生で楽しかったこと、辛かった時期を教えて下さい。 

A、シャンチーのプロとしての人生で一番嬉しかったのは「世界選手権」、「アジア選手権」、「中国全国選手権」で優勝した時です。シャンチーの全ての試合(大会)に勝ったことは嬉しかったです。  

一番辛かった時は長い間ずっと試合で優勝することが出来なかった時期です。 

これだけは仕方ありません。ただもっともっと努力するしかありませんでした。

Q、今まで参加した試合で一番思い出に残っている試合を教えて下さい。またその理由も教えて下さい。  

A、2007年の全国個人選手権です。何の予測もしていなかったのですが、優勝することが出来ました。本当に意外でした。これはとても価値のある優勝でした。

おわりに

Q、趙鑫鑫さんにとってシャンチーとは何ですか、また趙さんの思うシャンチーの魅力を教えて下さい。  

A、私にとってシャンチーは一種の高いレベルの思惟です。

シャンチーの魅力は一生かけても終わらない(解けない)ものであると言うことです。

Q、日本のシャンチーファンに一言お願いします。  

A、シャンチーは子供への普及が重要です。日本でシャンチーが発展するように応援しています!

おわり

趙鑫鑫さんはシャンチー界のイケメンとしてとても有名です!

トークリレー3人目は趙鑫鑫さんのインタビューでした。

趙鑫鑫さん、ありがとうございました!

次回のトークリレーでは誰にバトンがまわるのしょうか…。お楽しみに(*´▽`*)

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