アモイ日記「授業のレベルが高かった…」

その他

(写真はホテルから棋院までの道の様子)

厦門での勉強

7月4日から7月9日まで中国に行ってきました。 場所は厦門です。厦門に行くのは3度目ですが、実際に街を散策したのは今回がはじめてです。私がはじめて厦門に行ったのはアジア選手権、2度目に行ったのは翔安杯と言う試合への参加のために行きました。そのためどちらもホテルと試合会場の往復のみでした。

そして今回は私の先生である鄭一泓さんが建てた厦和棋院に勉強しに行きました。棋院は厦門の中心地にあり、立地はとても便利です。目的が棋院へ行くことだったので私のホテルも棋院から徒歩15分弱の場所にとりました。

棋院での勉強は既存のクラスの中に入り一緒に考えると言う形式でした。先生が用意した局面の解決方法を考えるので人数が増えても基本的には個人の取り組みにかわりはなく、クラスの参加者も私のことを歓迎してくれました。 (ありがとうございます!)

しかし…内容がとてもハードでした…。

はじめは心の中で「どうしよう…、ついていけていない気がする…、どうしよう・・・」とずっと考えていました。答えを導けても「あっているけど、おそい」と言われます。様子を見ていたところみんな10歩殺程度の殺法は20秒ぐらいでパパっと感覚で解くようなレベルです。

(これは大変だ!と私が感じたことはみなさんも想像がつくと思います…)

行ってすぐに受けたクラスではこのような局面を考えました。(完全にレベルが違う…)

単純な殺法と言うよりは解き方の発想を導くことが重要な問題が多くあったと思います。(1つのクラスの中でこのような問題をポンポン解いて行くので頭は常にフル起動です)レベルも高く、とても勉強になりました。クラスにいるうちにこのレベルにも慣れてきますが、慣れたところで解けるわけではないのでとても大変でした…(苦笑)。

そしてみんな授業の空き時間には3分切れ負けの対局を永遠と指しています。(休憩は、あってないようなものです。笑)私は3分切れ負けの対局を普段指すことがないのではじめはとても驚きました。そしてみんな毎局とくに開局にこだわりもなくポコポコ指します。私がもしも快速で試合をするのであれば詳しい開局一本で行くと思いますが、ここではみんなどんなかたちでも数秒の間で対応しながら指します。これは感覚を身に着けるのに大切な練習なのだと説明されました。(今までやっていないことなので今後取り入れてみようかなと思いました。)

鄭一泓さんと14歳組の全国チャンピオン陳岳洋さんの3分切れ負けの対局を何局か見学していたのですが、日本では1時間30秒の持ち時間でもこのレベルの棋譜は指されないなと感じるようなレベルの対局でした。(本当に衝撃的なレベルでした。)

陳岳洋さんに普段どのように勉強しているのか聞いたところ、「人を見つけて対局をしたり(ネットでもリアルでも指す)、本を読んで勉強します」とのことでした。本では何を勉強するのか聞いたところ、本では開局を勉強しているとのことでした。(てっきり残局や殺法と言う回答がくると思ったので、開局と言われたのは意外でした)「パソコンのソフトは使いますか」と聞いてみたところ、「局面分析では使います」とのことでした。(やはりソフトは若い選手も採用しているのですね。)

また、今回はちょうど私の滞在中に子供の試合のイベントがあり、試合の運営も少し勉強させて頂きました。棋院の先生は子供たちの面倒を見て、シャンチーを教えて、試合の運営もします。そして全てがとても手慣れていました。準備するものや試合の流れ等を見ていて、とても勉強になりました。

厦門での滞在の記事は何回かに分けて書こうと思います(*´▽`*) お楽しみに!

厦門日記

【私の厦門滞在日記】

4日

1330厦門到着 →ホテルチェックイン→棋院で授業 (個別授業に参加) 2130終了→夜はホテル前でササっとご飯

5日

930~棋院で授業→お昼は鄭一泓さん夫婦と厦門の軽食ランチ→ 1430~棋院で授業→夜鄭さんとその友人一家とご飯(ご友人もシャンチーがとても強い方で数局教えて頂きました)

6日

朝から子供の試合イベントに参加(移動中の車ではテレサテンを聞きました、実は私もテレサテンの歌はわりと知っているので楽しいドライブでした)、お昼は棋院の人と一緒にご飯 →夜はホテルのレストランでご飯

7日

930~棋院で授業(2018年14歳組チャンピオン陳岳洋さんの個別授業にまぜてもらいました) →お昼、鄭さんとその友人一家とご飯→1430から1830ごろまで棋院で授業→夜は中山街ぶらぶら(←棋院のそばにある観光地のひとつ)

8日

930から1800まで棋院で授業→夜は鄭さん夫婦とご飯→ごはんを食べてから、鄭さんの家へ遊びに行って本格的なコーヒーをごちそうになりました。そして鄭さんの子供とシャンチー を指しました

9日

午前中は中山公園をぶらぶらして遅めの朝ご飯を食べて空港へ→帰国

(ざっとこんな感じの滞在でした)

何だかずっとシャンチーをしていたようですが…、とても楽しい一週間でした!!(←何でしょう、この簡単なまとめは…)

鄭さんには空港まで迎えに来て頂いたり、ご飯をごちそうして頂いたり(だいたいほとんどごちそうになった…)と若干申し訳ない気持ちでいっぱいですが…、本当にありがとうございます。(感謝の気持ちでいっぱいです!)

今回は今の自分に足りていないものを知ることが出来たので、今後の勉強方法の方向性を決める参考になりました。そう言った意味で本当に意味のある厦門滞在になりました。

鄭さん、本当にありがとうございます!(>_<)!

コメント

  1. […] […]

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