今回は少し前に完成し、販売開始したシャンチーの本を紹介させて頂きます^^
ブログでご紹介させて頂くのが遅くなってしまったのですが…;
本の購入方法や内容を簡単にご紹介させて頂きましたので是非ご覧ください!
販売先等
本はAmazonとマイナビのHPから紙媒体と電子書籍で購入することが可能です。
また電子書籍は楽天等様々な場所で購入することが出来ます。
紙では白黒印刷ですが、電子書籍は図がカラーになります。
ちなみに本はマイナビ出版から出版して頂きました!
マイナビさんではこちらで購入可能です!
今回書かせて頂いた本はシャンチーのルールから戦術まで体系的に学べることをコンセプトとした一冊です。また、本のレベル感は入門~中級下あたりに設定をしており、本書を学び終わった方はその後自分で学習課題を見つけて勉強して行けるようになるような内容になっていると思います。
少し難易度が高くても「これは知っておいた方がよい」と私が考えていたものを紹介させて頂いたため、難しい項目もありますが、読み応えがあって数年間楽しめる本だと思います。是非お手にとって頂けると嬉しいです!
各章の内容について
本の内容についてご紹介させて頂きます。
今回執筆させて頂いた本は『シャンチー入門とその先へ』と言うタイトルです。
タイトルの「シャンチー入門」と言う箇所は第一章の基本知識の箇所で、その後の第七章までは概ね「その先へ」と言うところになるのかなと思います!(入門してからその先に行くのは大変なのですね…Σ(゚д゚lll)え)
ここでは各章ごとの内容を簡単に説明させて頂こうかなと思います^^
ちなみに一章を読んで基本ルールを理解した方は興味のある章から読んで頂いて問題ないと思うのですが、イメージとしては一章読み進めるごとにレベルアップ出来るようになっているのかなと思います。膨大なページ数(794P)の本なのですが、是非時間をかけて全章読破を目指して頂けると嬉しいです!(^^)!
【各章の紹介】
第一章 基本知識
基本ルールと各コマの特徴や棋譜のとり方などを説明しています。この章が「シャンチー入門」の内容の箇所になります。
第二章 基本殺法
シャンチーの殺法の種類を各コマ毎に分けて紹介しています。また二歩殺や三歩殺の殺法問題も紹介しています。この章では殺法の色々なパターン(種類)を学ぶことが出来ます。
第三章 基本残局
基本残局を各コマ毎に分けて紹介しています。少し難易度の高いものも基本として紹介しています。内容としては中級レベルの方に辞書的にお使い頂くことも想定しており、各例ごとにタイトルをつけ、出来るだけ細かい変化も紹介させて頂いています。
第四章 開局入門
開局の基本知識と定跡を100局紹介しています。シャンチーの開局は種類がとても多いのですが、はじめに知るべき内容として必要なものを100局選定し紹介させて頂いています。今後この本の知識を基礎として興味のある開局を勉強して行くきっかけがつかめると良いなと思います。
第五章 中局入門
中局での考え方の例や中局の実戦例を紹介しています。中局での考え方を学ぶきっかけになるような内容になっています。ルールを知っている方は一度読んで頂けると対局で参考になることがあると思います。
第六章 実戦譜紹介
中国の全国個人選手権の歴代優勝者やシャンチー史に残る選手と棋譜を紹介しています。紹介している棋譜は全部で22局あります。中国のトッププロについての選手紹介もありますので、棋譜以外でもお楽しみ頂ける内容になっていると思います。
第七章 排局紹介
排局を5個紹介しています。タイトルに親しみやすさがあり、着法にも面白味のあるものを選んで紹介していますので、排局の説明もお楽しみ頂けると思います。(歴史などが好きな方は是非一読して下さい!^^)
付録 基本用語
本の中で使われている専門的な用語と、基本的な用語を紹介しています。意外と知られていない用語もあると思いますので、お時間がある時に何となく読むだけでも面白いと思います。
おわりに
この本は2019年から執筆を開始し、2022年になりやっと完成しました。
かれこれ3年ほどかかりました(長かった・・・)。
そして完成してみると…辞書ですか…と言うような厚さの本になっていました…(わーお)。
もっと沢山書きたい内容があったな、とも思いますが、『シャンチー入門とその先へ』と言うタイトル的にはちょうどよい内容量かなと思い、満足しています!!(これ以上内容を入れるのであれば目指すところが「シャンチー大全」になりそうです…|д゚)え)
この本も出版社の方とタイトルをどうしようか、と言う話しが出た時に「シャンチー大全」と言う案が出たのですが、「大全」にするつもりで書いていなかったので、もしそうするのであれば「入門のためのシャンチー大全」(?)とするか…等の話しになりました。ただ入門と大全って何だか変かな…?と言うこともあり、結局は一番最初にイメージした本の内容をそのままタイトルにして落ち着きました。でも個人的には良さ気なタイトルの本になって良かったなと思います!(^^)!
また、原稿の執筆段階から相方の楊帆さんには色々とフォローして頂き、とても感謝しています。(ありがとうございます!)
ちなみに・・・
2019年に執筆をはじめた時は年内に書き終ろう!と思っていましたが、シャンチーの別の方面がとても忙しかったため全然進まず…、ずるずるずるずるのび、あっと言う間に2020年になりました(時間がたつのは早いですね…え)。そしてとくに誰にも急かされることなく、自分でも「いつ終わるのかな?」と思いながらマイペースに執筆を続けていたのですが…ある日そんな話しを酒井さんにしたところ、酒井さんが「早く書きましょうよ」と言ってくださり(はじめて急かしてくれた…笑)「終わらせよう!」と言う気持ちが(ちょっとだけ)わきました!(はい、私は単純です^^酒井さんありがとうございます^^)
とは言っても私の頭の中にあった原稿イメージが膨大だったためそこからもやはり時間がかかり、やっと2021年に入り各章が少しずつ出来上がって行きました。最初にあげた章が開局なのですが、この章がものすごい分量の章だったので、これだけ出来ただけでもとても達成感がありました!(終わったー!!喜!!みたいな開放感を感じたのですが…「いいえ、全然終わっていません。」)その後、最後の章が完成してからは本に挿入する図の作成でさらに時間がかかり、ゲラは2022年の1月に入って上がり始めました。ゲラがきてからの校正は…すごかったです…嵐のような…(え)。短期間でこれだけ沢山の棋譜チェックをするのはこれが最初で最後だと思います…(校正をお手伝いして下さった皆さんもきっと同じ気持ちなはず…みなさん本当にありがとうございます…!!)。
ここまで長かったのですが「こんな本が欲しいな~」と考えていた内容の本が完成し、とても嬉しいです(*^^*)
校正について
本の校正は日本シャンチー協会の秋吉一功さん、可児宏暉さん、酒井清隆さん、田中篤さん、松野陽一郎さん、楊帆さんにお手伝いして頂きました。皆さん本当にありがとうございました!!
今回の校正は短期間で一気に頑張る感じの作業でとても大変だったのですが、みなさん真剣に本気でお手伝いをして下さり本当に有難いな…と感謝の気持ちでいっぱいです!
「校正を手伝って下さい!!」とお願いした時も皆さん快諾して下さりとても嬉しかったです!
ちなみに…校正には2か月弱?(1か月ちょっととも言う?)かかったのですが、もしも一人で校正していたら更に半年ぐらい作業時間がかかったと思います…。みんながいて良かった…!!
もつべきものは仲間ですね!( *´艸`)わーい
(校正は「え??こんなにあるの??」と言う分量だったのですが…誰も私を見捨てなかった…嬉しいです(*´ω`*)感動!!そしてちょくちょく出てくる斜め上な日本語にみなさん真剣な訂正を下さりありがとうございます…。原文のシュール過ぎる日本語はご飯のネタにしましょう…。)
校正では皆さんから頂いたご意見を参考に色々と修正をしまして…
出版社の皆さんにも大変なお手間をおかけしてしまいましたが、最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!
おまけ
本の表紙に使われている盤コマは鄭先生から頂いたもので、よく見るとちゃっかり名前が入っています!(マイボードだったと言う…!!)以前にこちらの盤コマもブログで紹介させて頂いたのでご興味のある方は是非ご覧ください^^素敵な盤です♪
コメント
遅ればせながら(紙の書籍の方で)購入いたしました。年明けからじっくりと読み進めたいと思います。年齢が年齢なので強くなるのは厳しいですが、棋譜を味わえるレベルまで到達できればと思っております。
GamemakerKさま
この度は本をご購入頂きまして誠にありがとうございます!
お楽しみいただけると嬉しいです^^